ママコノシリヌグイ

タデ科の1年草(いちねんそう・芽が出て枯れるまでの期間が1年未満の植物)。

やや湿り気のある林や道端などに生えます。茎はよく枝分かれしてつるをのばし、とげでまわりのものにからみつく特徴があります。全体の長さは1~2メートル。葉は互生(ごせい・たがい違いに生えること)し、長さ3~8センチの三角形です。5~10月に白や薄い紅色の花が咲きます。花はかわいらしいのが咲きますが、とげがあるので「きれいなバラにはとげがある」といったところでしょうか。(バラではないが)タデ科の植物には茎にとげが生える特徴があります。

漢字では継子(ままこ)の尻拭(しりぬぐい)と書き、とげのついた茎で継子(血のつながりのない子供、のけものにされる者のこと)のしりをふく草という意味です。なぜこういう名になったのかわかりませんが、親が子にいじわるするような、イメージの悪い名と感じます。実際昔にでも親が文字通りこの草でトイレの時、継子の尻をふいた、なんてことがあったのでしょうか。

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