ベニシタン

バラ科の常緑樹(じょうりょくじゅ・1年以上枯れない葉を持つ木。冬でも枯れない)。中国原産で日本には昭和初期に渡来し、庭木や盆栽など、いわゆるガーデニングに使われています。

大きいものは高さ1メートルほどになり、枝は水平に広がるが、老木になる(年がたつ)とたれる特徴があります。葉は互生(ごせい・たがい違いに生えること)し、形は小さな卵のようで、長さ0.5~1.5センチ。幅は6~8ミリ。

5~6月、葉のわきに薄い紅色や白色の、直径約6ミリの小さな花が咲き、実は直径約5ミリのまるい形で熟すと濃い紅色になります。ちなみにこの木は漢字で「紅紫檀」と書きます。2013年5月現在、私はこの花をなみ滝藤原園の中で見ましたが、緑のまるい葉と赤い小さな花にかわいらしさと美しさ、そして赤ゆえの引き込まれるような感じを受けました。大げさといわれるかもしれないがいかがでしょうか。この植物も独自の魅力を持っていると思います。

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