自然体験キャンプ(2012)
8月16~19日まで小学3~6年生を対象に3泊4日のキャンプを行いました。このキャンプでは、最初から最後まで粘り強くやり遂げる経験を重ね生きる力と自信を育てる、自然の不思議さや美しさを感じる五感と心を磨く、自然と共生していく知恵や技術を育てる、創造性・やる気・チームの連帯感を育むために、テント設営、竹のはし・コップづくり、登山、釣り、いかだ遊び、キャンプファイヤー、野外料理をしました。また、最終日には、半日かけて調理用具と食器をきれいに洗って片付け、キャンプ場の掃除をし、テントをきれいにたたんで納めました。
真夏の登山は子どもたちにいやがられるのではないか、暑さに耐えられるだろうか、熱中症にならないだろうか等心配はつきませんでしが、みんな元気に虚空蔵山に登りました。頂上に登った達成感と素晴らしい景色が登山を楽しい経験にしてくれました。竹のいかだ遊びは見る分にはとっても楽しそうなのですが、こぐのはかなり大変でみんなの息と力を合わせないと思うように進んでくれません。登山、いかだ遊びに限らず、キャンプ中の殆どの活動がみんなの協力なしにはできません。最初ばらばらだった班も徐々にチームワークが良くなり、いろいろな活動がより楽しくスムーズにできるようになりました。この経験を通し、協力すること、助けあうこと、進んでやることやチームワークの大切さを学んでくれたようです。
キャンプ中の食事は、全て子どもたちが作りました。 そうめん、ハヤシライス、マカロニサラダ、味噌汁、野菜炒め、山賊むすび、鶏のから揚げ、スパゲティー、野菜スープ、サンドイッチ、コーンスープ、キーマカレー、ナン、並滝なべ、ハムエッグ、おにぎり、照り焼きチキン、どれも美味しくできました。 ご飯も鍋で上手に炊けました。
竹でキャンプ中に使うはしとコップを作りました。 毎朝ラジオ体操が終わった後で西村先生から植物の話しがありました。登山中はこの時期里山でみられる植物を観察をしたり、タムシバの葉っぱをかみました。虫に刺された時は、ドクダミの葉っぱをもんで汁をつけました。また、釣ったブルーギルは南蛮漬けにしていただきました。木の名前や由来、食べられる植物や人間の力になる植物がいっぱいあることや自然のすごさや素晴らしさを学びました。いつもは感じられない自然の不思議さを感じた4日間でもありました。
キャンプファイヤーは、キャンプ中の様々な活動を通し育んだ友情を確かめあう場です。オープニングセレモニー、ボンファイヤー、クロージングセレモニーで構成されます。キャンプファイヤーの進行は、エールマスターとサブマスターが行いました。各班のスタンツ(出し物)が終わった後の的を得たコメントが素晴らしかったです。ボンファイヤーでは、4人のレク係が歌のリードをしました。練習時間はわずかでしたが、立派に役割をはたしました。クロージングセレモニーではキャンドルサービスをしました。「みんなのろうそくに火がともってきれいだった」ことに感動したそうです。キャンプファイヤの最後はBelieveの1番をみなで歌い、2番が始まると順に退場しました。Believeは私たちの思いを代弁してくれるキャンプファイヤーの締めくくりにふさわしい歌でした。
3泊4日の自然体験キャンプでの経験を活かし、子どもたちが立派な社会人に成長し輝きを放ってくれますように。またこの経験が社会人になったとき、生きがいややりがいを持って心豊かに暮らすために役立ちますように。