タラノキ

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日当たりのよい山や林、荒地に生えるウコギ科の落葉樹(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する<といっても春にまた花や葉がつくように栄養や力をためているのである>木のこと)。高さは3~5メートル。葉は枝先に集まって互生(ごせい・互い違いに生えること)し、小さい卵形の葉の1枚1枚が葉のように見えますが、実はそれらが多く集まったもの(長さは約1メートル!)が1枚の葉なのです。こういう葉の形を複葉(ふくよう)といいます。複葉の植物はいろいろあり、葉に見える1枚1枚の小さな葉は小葉(しょうよう)という葉の一部なのです(それ自体が葉ではない)。また小葉にはまわりにぎざぎざがあります。

8~9月に小さな白い花が広がって咲きます(花火みたい。こういう花はヤツデにも咲くが、ともにウコギ科だから当たり前か)。10~11月になると直径約3ミリの丸い実が黒く熟します。ちなみにタラノキは漢字で楤木と書きます。

この木の春に生える芽はタラノメの名で知られる有名な山菜です。春に生えたての芽をとり、そのまま焼いたり煮物にしたり、葉は天ぷらやあえ物にします。(私個人の感想だが、芽の天ぷらがタラノメの食べ方で一番好きだ)しかし、幹や茎、葉には鋭いとげがあるので、採るときは手袋をするなど痛くないようにする必要があり、根こそぎ芽を採るとタラノキが枯れてしまうので、採るのは芽の先だけにするという配慮も必要です。

ついでに。2014年4月24日、なみ滝藤原園にて里山カルチャー教室として、山菜を採り、山野草について学ぶ「山野草採取」を行いました。藤原園内で自然に親しみ、山菜を採り、学び、山菜料理をいただきました。また、4月26日には同じく里山カルチャー教室として、コンテナガーデンづくりを行いました。先生にコンテナガーデン(小さな花壇と言いましょうか)の作り方を教えていただき、作ってみようというものです。この里山カルチャー教室では草木染め(2013年11月21日に行ったが、ヤシャブシの実で布を染めました)や自然の写真撮影など自然を学び、楽しむいろいろな行事を行っています。くわしくはこのサイトのホーム「一般:里山カルチャー教室」をごらんください。

 

 

 

 

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