オオバコ

オオバコ_s

オオバコ花2_s

野や道ばたなどに広く生えるオオバコ科の多年草(たねんそう・一生<芽が出て枯れるまで>が2年以上続く植物のこと。一度枯れても根は生きていてまた芽を出す)。人や車に踏みつけられるところに生えています。なみ滝藤原園内の道にも多数生えています。葉は根(地面)に近いところに集中して生え、形は卵形やだ円形。花が咲く茎の高さは10~30センチで、4~9月に紫色の小さい花が穂のように咲きます。この写真を撮影した時はまだ穂は出ていませんでしたが、2013年5月現在、穂がどんどん出てきています。穂ののびた姿でオオバコを知っている方もいるのではないでしょうか。

生えたばかりの葉は食べることができ、捕ってゆでてから水にさらし、あえ物やおひたしにします。(私はこのオオバコの葉のみそ汁を飲んだことがあるがおいしかった)オオバコの種の皮を粉にしたものは水を含むと量が約40倍にもなり、少しの量で満腹感が得られるダイエット食品として利用されています。また、葉は胃の薬や利尿剤(りにょうざい・おしっこがよく出る薬)にして、種はお茶にしてせき止めになります。

したことのある方がいると思いますが、花の咲く茎をからませてひっぱり合い、切れた方が負けというオオバコ相撲というこの植物を使った遊びがあります。このことからオオバコはスモウトリグサとも呼ばれています。 ちなみにオオバコという名は葉が大きいことからつきました。(大葉ということだ)

このオオバコは踏まれても伸び続ける生命力の強い植物です。人間でも「踏まれても」くじけることなく、力強く人生を生きている人がいるものですが、オオバコのような人、なんてたとえは聞いたことがありません…花言葉は「耐え忍ぶ愛」。まさにその通り、オオバコの「くじけない」様がこの花言葉を生み出したのでしょう。

 

 

 

 

 

 

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