ナンテン

ナンテン花_s

ナンテン実_s

 

 

 

 

 

 

 

 

暖かいところの山地に生えているメギ科の常緑樹(じょうりょくじゅ・1年以上枯れない葉を持つ木。冬でも枯れない)。庭によく植えられ、園芸用の木としても知られています。高さは2メートルになり、葉は互生(ごせい・互い違いに生えること)し、これも小さな小葉(しょうよう)という葉の部分が集まって1枚の葉になっています。’(小さな葉がナンテンの葉と思う人が多いかもしれないが、これも小さな葉のかたまりが集まって1枚の葉になっているのだ)

小葉は長さ3~8センチで細長く、革みたいです。5~6月に写真のように白い花が多く咲き、11~12月に赤い実がなります。ナンテンといえば赤い実がなったものを思い浮かべる方が多いと思いますが、写真のような花が咲いた姿も新鮮できれいではないかと思います。実は乾かしてせき止めの薬になります。(そういえばナンテンの名がついた某会社ののどあめを思いだした)

ナンテンは漢字で南天と書きます。また、この名は「難を転ずる」という言葉から変化したとされ、難-わざわいを福に変えるということで昔から縁起のいい木として知られています。正月の飾りの木としてごぞんじの方も多いと思います。また、ナンテンの木で作ったはしを使うと病気にならないといわれています。実用面でも縁起の面でもナンテンは実にハッピーな木といえるのではないでしょうか。私自身ナンテンを見ていると、赤と緑のコントラストだからかもしれませんが、見ていて幸せな気分になるのです。

お正月のかざりと書いたのでついでに。2013年12月19日に里山カルチャー教室として、正月の飾りづくりをなみ滝藤原園にて行いました。植物を使って自分の正月の飾りを作っていつもと違うお正月を楽しむ、というものです。(特に秋は木の葉が赤や黄色に変わり、いろんな色が楽しめます。私はいつも眺めていますが、いい景色というほかありません。春や夏、冬の景色もよいので、今後も里山カルチャー教室へのお越しをお待ちしております)この里山カルチャー教室ではこけ玉づくりや草木染め(2013年11月21日に行ったが、ヤシャブシの実で布を染めました)など自然を学び、楽しむいろいろな行事を行います。くわしくはこのサイトのホーム「一般:里山カルチャー教室」をごらんください。

コメントを受け付けていません。