ヤマミツバ
沢沿いや林の中の日陰に生えるセリ科の多年草(たねんそう・芽が出て枯れるまでのいわゆる一生が2年以上の植物。一度枯れても根は生きていてまた芽を出す)。高さは30~80センチで、葉は先のとがった卵形で、まわりにぎざぎざがあります。この葉は小葉(しょうよう)と呼ばれる葉の部分が3枚集まって一枚の葉になっています。(ミツバといえば3つに分かれた葉を思い浮かべる方が多いと思いますが、これは3枚の葉ではなく、3枚が集まって1枚の葉になっているのです)この植物は漢字で書くと三葉だが、葉の形からこう名がつきました(そのまんま)。
ミツバといえば吸いものなどに入っていることで有名な野菜ですが、生えたての葉を吸いものやおひたし、あえものなどにします。5月に行ったメセナSUN-CLUB学びの森の自然体験学習会でこのヤマミツバを採り、すまし汁に入れて食べました。(くわしくは里山通信の2013年5月をごらんください)また、6~7月に写真のような小さく白い花が咲き、秋に実がなります。ミツバは食べることで有名だが、この花にも魅力があるのではないかと思います。そして、このヤマミツバは野生のミツバで、栽培された、店で売られているミツバより香りが強く、風味もあると思います。
ちなみにこの花の花言葉は意地っ張り。なぜこういう花言葉になったのかよくわかりませんが。
写真のヤマミツバはピザ窯、通称どんちゃんがまの近くで撮りました。2013年9月21日のこと、メセナSUN-CLUB学びの森でピザ作り体験を開催しました。これは参加者が実際にピザづくりを体験し、そのピザを焼いて食べようというものです。このピザはどんちゃんがまで焼きました。(味はよく、参加した方の評判もよかったです)どんちゃんがまでは小学生対象の自然体験学習会などで食べるピザやピタパン(ごぞんじの方がいると思うが、そういう種類のパンです)などを焼いています。(くわしくはこのサイトの「子料理レシピ」を参照してください)
どんちゃんがまに触れたのでついでに。メセナSUN-CLUB学びの森では、なみ滝藤原園にて「ピザ作り体験」を行っています。藤原園の草花など自然に囲まれてピザ作りを体験し、それを食べるというもの、興味のある方はお越しいただければと思います。くわしくはこのサイトのホーム「一般:ピザ作り体験」をごらんください。