ウツボグサ

ウツボグサ_s

 

 

 

 

 

 

 

 

日当たりのよい野原などに生えるシソ科の多年草(たねんそう・芽が出て枯れるまでのいわゆる一生が2年以上の植物。一度枯れても根は生きていてまた芽を出す)

長さは15~30センチで、茎は角ばった四角みたいな形をしています。葉は対生(たいせい・2枚の葉が対になって生えること)し、形は長いだ円形。この植物は全体に毛が生えています。7~8月、茎の先に紫色のくちびるみたいな形の花が複数集まって咲き、すぐ枯れてしまいます。その後、茎が地面をはうように長く伸びて繁殖します。

この植物も食べることができ、生えたての葉は塩をひとつまみ入れた熱湯でゆで、よく水にさらしてあえ物や煮物にします。花は熱湯でゆでて酢の物にします。また葉も花も天ぷらにして食べます。そして薬草でもあり、茶色に変わり始めた花の部分を採って日に干すと薬草になります。これを煎じて(せんじて・簡単に言えば植物でお茶を作ることだ)お茶にすれば利尿作用(おしっこがよく出ること)や消炎(痛みをしずめること・ウツボグサは口内炎や扁桃炎にきく)作用があります。

このウツボグサという名まえは花が昔の武士が弓矢を入れるために使った靫(うつぼ・いわゆる矢を入れるケースである)に似ていることからつきました。花言葉は協調性(きょうちょうせい・人と力を合わせて何かをしようという考え)。なぜこういう花言葉になったのかわかりませんが、食用であったり、薬草であったり、見て楽しい植物であったりと人の役に大いに立っているとは言える気がします。この植物はなみ滝藤原園の出入り口付近に多くあります。それ以外にもいろいろな所で見られるのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを受け付けていません。