ニガイチゴ
山に生えるバラ科の落葉樹(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する<といっても春にまた花や葉がつくように栄養や力をためているのである>木のこと)。高さは30~90センチになります。枝分かれが多く、細いとげが生えています。葉は互生(ごせい・互い違いに生えること)し、長さ2~5センチの幅の広い卵形で写真のように三つ又の形になります。裏を見ると粉が吹いたような白い色です。またの名はゴガツイチゴ。
4~5月に直径2~2.5センチの白い花が咲き、この後初夏に直径約1センチの赤い実がなります。食べられますが、その名の通り苦味があります。私もこの実を食べたことがありますが、苦味はあってもおいしい。ちなみにこの実を2013年6月、自然体験学習会に参加した小学生たちがバードウォッチングの最中に食べました。評判はよかったようです。(バードウォッチングうんぬんについてはこのサイトの里山通信2013年6月を参照)
これもイチゴの一種ですが、一口にイチゴといってもいろいろ種類があり、ヘビイチゴ、キイチゴなどがあり、種類によって実の形や色、花の形も咲き方も違っています。そして実の味も違います。それぞれこの実はあるでしょうが、みな個性があって、「美しい」。こう言える気がします。