クロモジ

3~4月に新芽が出てくるとともに、黄緑の花が咲く山地に生えるクスノキ科の落葉低木(時期が来るとイチョウやモミジのように葉が落ちる背の低い木)。

枝に黒い藻(も)のようなものがくっついて、まだら模様になる様子が文字のようだということでクロモジ(黒文字)と名がつきました。香りの強いのが特徴で、葉や種から香油(こうゆ・いいにおいのする油。アロマオイルといったらわかりやすいか)をとったり、高級なようじの材料になります。また、新芽も食べることができ、揚げ物やおひたしに向いています。(クロモジの新芽の揚げ物を食べておいしかった)薬にもなります。

まさに「何でもあり」のマルチタレントならぬ「マルチ植物」と呼んでよいかもしれません。いろいろな面で私たち人間に役立つ ものを与えたりと楽しませてくれる木と思います。どんな植物もそうですが、それゆえ楽しむだけでなく、大切にしなければなりません。

そして、冬のクロモジもいいと私は思います。2013年1月にクロモジを見ましたが、小さなつぼみをつけた状態です。花や葉を見るのもいいけど、こういうつぼみの状態の木を見るのも好きです。ちなみにこのサイトで紹介されているピザ窯(通称どんちゃんがま)のそばにクロモジの木があります。どんちゃんがまに触れたのでついでに。メセナSUN-CLUB学びの森では、なみ滝藤原園にて「ピザ作り体験」を行っていますが、藤原園の草花など自然に囲まれてピザ作りを体験し、それを食べる、というものです。(どんちゃんがまで焼くのだ)興味のある方はお越しいただければと思います。くわしくはこのサイトのホーム「一般:ピザ作り体験」をごらんください。

 

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