オトギリソウ

オトギリソウ_s

 

 

 

 

 

 

 

山や野に生えるオトギリソウ科の多年草(たねんそう・芽が出て枯れるまでのいわゆる一生が2年以上の植物。一度枯れても根は生きていてまた芽を出す)。茎は高さ20~50センチになります。葉は対生(たいせい・2枚の葉が対になって生えること)し、細くとがっています。また、葉には黒い点が多くあり、7~8月に咲く黄色い花にも黒い点と線があります。

この草は漢字で書くと弟切草。昔、この草を原料としたタカに使う傷薬についての秘密を弟が他人にもらしたことに兄が怒り、弟をきり殺したという伝説が名前のもとになっています。オトギリソウの花言葉は秘密。まさにそのとおりですね。このオトギリソウは血を止めるなどの効き目がある薬草です。

写真のオトギリソウはなみ滝藤原園のさんや荘という建物のそばに生えていたものを撮影しました。黄色い花がきれいですが、花についている黒いすじと点、葉の黒い点は殺された弟の血ではないかと思ってしまうのは私だけでしょうか。まあ、そういうこわい話からはなれてこの花を見ればきれいですが。

 

 

 

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