コノデガシワ

コノデガシワ_s

コノデガシワ実_s

 

 

 

 

 

 

 

ヒノキ科の常緑樹(じょうりょくじゅ・1年以上枯れない葉を持つ木。冬でも枯れない)。もとは中国の木で、日本には江戸時代にやってきました。中国ではこの木は寺や墓地に植えられますが、日本では公園や庭によく植えられます。なみ滝藤原園では出入口のそばなど複数の場所にあります。

藤原園にあるものはさほど大きくありませんが(1~2メートルくらいか)、中国では高さ20メートル、直径2~3メートルになるものもあります。ヒノキみたいな葉を持ち、(ヒノキ科だから当たり前か)花は3~4月に咲きます。この木にもお花とめ花があり、お花は黄色く丸い形で、め花は紫と緑が合わさったような色です。その後写真のように長さ1~2.5センチの実がなり、最初はつやつやした緑色で、10~11月に熟して褐色になります。2013年11月現在、このコノデガシワを見ましたが、実が緑色から褐色に変わりつつあるもの、もう褐色といっていい実を見ました。個人的な感想だが、実を見るとこういう形のチョコレートがあるのを思い浮かべる人がいるのではないかと思います。私は実はこういう形のチョコレート菓子に似ていると思うのですがいかがでしょうか。コノデガシワの実は食べられませんけどね。

コノデガシワは漢字で児の手柏と書きます。よく見れば葉の形は子供の手と思えてくるのではないでしょうか。それが手を合わせるように見えるから、中国では寺や墓地に植えられるのではないかと思います。私もいろいろな意味で、いろいろなものへの感謝や敬意をこめて合掌。なんてね。

 

 

 

 

 

 

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