シライトソウ

ユリ科の多年草(たねんそう・種から芽が出て、花が咲き枯れるまでの一生が2年以上続く植物のこと。多年草は一度枯れても根は生きていてまた芽を出す)。

山の林の湿ったところに生え、地下茎(地下に生える根みたいな茎)は短いです。根元にかたまって出る葉には柄がありますが、茎につく葉にはありません。花は5~6月に咲き、小さな花のがくと花弁(花びら)は合わせて6枚あるが、そのうちの4枚が大きいのが特徴。おしべは6本でめしべは1本あります。

漢字では白糸草と書きますが、遠くから見るとエノコログサ(ネコジャラシ)を私は連想しますがいかがでしょうか。また、細部を見ても変わった点があり、これも面白い草と思います。花言葉は「ゆっくりとした時間の流れ」。2013年5月の話ですが、なみ滝藤原園内にある「さんや荘」と呼ばれる建物の近くの雑木林にこのシライトソウの花が咲いているのを見ました。この花を見て時間の流れがゆっくりと感じられるかどうかはわかりませんが、白色には心を落ち着かせる効果、時間の流れをゆっくりと感じさせる効果があるのではないか、と思ったりして。

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