エノコログサ

エノコログサ_s

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道ばたや荒れ地に生えるイネ科の1年草(いちねんそう・芽が出て枯れるまでの期間が1年未満の植物)。茎の高さは20~30センチ。葉は長さ10~20センチで、線のように細い形をしています。8~11月に花が咲き、花の部分は長さ3~6センチの円柱形でまっすぐまたはやや垂れています。よく見られるように花は緑色で、穂の形になっています。穂にはこれもよく見られるように、まわりに毛がたくさん生えています。

写真のエノコログサは花-穂が緑色ですが、ほかにも穂が金色をしているキンエノコロなど、エノコログサの仲間は複数あります。ちなみにエノコログサは漢字で書くと狗尾草。穂が子犬のしっぽに似ていることからいぬころ草と呼ばれ、それがエノコログサに変わったわけです。これはまたの名をネコジャラシといいますが、猫の好きなものとして有名だが、名には犬が入っている、おもしろいと思いますがいかがでしょうか。この花の花言葉は遊び、無関心、愛嬌(あいきょう・かわいらしさと言えばいいでしょうか)です。猫、そして犬を思わせる花言葉と私は思います。

このエノコログサはイネ科の草ですが、里山の植物図鑑では同じイネ科のススキやコバンソウについても述べています。(くわしくは該当する項目をごらんください)私はこれらの草花は似た者同士でみな美しいと思うのです。エノコログサはなみ滝藤原園の畑でよく見ますが、畑の中で作業をしながらエノコログサを見て、きれいだなぁ、と思っています。この畑で2013年11月、自然体験学習会で参加した小学生たちがタマネギを植えました。無事大きくなってほしいと思います。(畑のタマネギについてはこのサイトのホーム、里山通信2013年11月をごらんください)

話は変わりますが、私はなみ滝藤原園でいろいろ仕事をして、その間にこうして園内の草木などの写真を撮っています。撮るたびに季節ごとの草木の姿や風景を見て楽しんでいます。2014年3月27日にメセナSUN-CLUB学びの森は藤原園で里山カルチャー教室として、風景と植物の写真撮影講座を行いました。参加者の方々が写真家の方に植物の写真の撮り方を教えていただき、藤原園内のいろいろな草花の写真を撮りました。この日は春になったということで、園内の咲いた花や生えたての葉を見て楽しみました。この里山カルチャー教室では草木染め(2013年11月21日に行ったが、ヤシャブシの実で布を染めました)や正月の飾りづくりなど自然を学び、楽しむいろいろな行事を行っています。くわしくはこのサイトのホーム「一般:里山カルチャー教室」をごらんください。

 

 

 

 

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