タカノツメ

タカノツメ黄葉_s

 

 

 

 

ウコギ科の落葉樹(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する木<休眠といってもその間花や葉をつけるため力や栄養をためている>)山地に生え、高さ5~15メートルになります。木はやわらかく、樹皮は灰色でなめらか。葉は主に三出複葉(さんしゅつふくよう・3枚の小葉<しょうよう>と呼ばれる小さな葉の一部<葉ではない>が3枚集まって1枚になっている葉の形)になっています。(ちなみにコシアブラは葉がこのタカノツメに似ているが、小葉が5枚になっている)葉柄(ようへい・葉についている柄)は4~15センチ、小葉は長さ5~15センチのだ円形で秋に黄色くなります。5~6月、黄緑色の小さな花が咲き(花はヤツデの花に似ています。タカノツメもヤツデもウコギ科の植物だから当然でしょうか)、果実は直径約8ミリの小さなまるい形で黒く熟します。

そして、葉はコシアブラもそうだが、葉柄を伸ばして、葉全体が均等に日光に当たるようについています。(大きくなるため、生きるための知恵だ)秋に葉はイチョウのように黄色くなります。(このあと書くがタカノツメは食べられるが、秋の黄色い葉を見るのもいいと私は思う)

このタカノツメもコシアブラのように若芽(生えたばかりの芽)を食べることができます。個人的感想だが、コシアブラの若芽の天ぷらもタカノツメの若芽の天ぷらもおいしい。また、木ははしやようじ、マッチの木の部分などにも加工されます。この木は漢字で鷹の爪と書きます。葉の部分が実際鳥の鷹の爪に似てると思いますが、いかがでしょうか。上から2番目の写真は生えたてのタカノツメですが、これが大きくなるとその上下の写真のようになります。タカノツメは食べておいしいが、大きくなった葉もきれいと私は思います。

ついでに。2014年4月24日、なみ滝藤原園にて里山カルチャー教室として、山菜を採り、山野草について学ぶ「山野草採取」を行いました。藤原園内で自然に親しみ、山菜を採り、学び、山菜料理をいただきました。また、4月26日には同じく里山カルチャー教室として、コンテナガーデンづくりを行いました。先生にコンテナガーデン(小さな花壇と言いましょうか)の作り方を教えていただき、作ってみようというものです。この里山カルチャー教室では草木染め(2013年11月21日に行ったが、ヤシャブシの実で布を染めました)や自然の写真撮影など自然を学び、楽しむいろいろな行事を行っています。くわしくはこのサイトのホーム「一般:里山カルチャー教室」をごらんください。

 

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