ニシキギ

ニシキギ_s

 

 

 

 

 

 

 

山野に生えるニシキギ科の落葉樹(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する<といっても春にまた花や葉がつくように栄養や力をためているのである>木のこと)。高さは2~3メートルですが、高いものでは5メートルになるものもあります。漢字で書くと錦木。秋になるとカエデのように葉が赤くなり、その美しさが錦みたいということでこの名がつきました。(錦<にしき>は絹織物の一種で、美しいことで知られています。一般にいろんな美しいものをこの絹織物にたとえて錦と表現していることはごぞんじの方が多いと思います。故郷に錦を飾る、というように)

葉は対生(たいせい・2枚の葉が対になって生えること)し、長さ2~7センチの卵形や先のとがった針みたいな形で、ふちには細かいぎざぎざがあります。5~6月に、葉のわきから小さな黄緑色の花が複数咲きます。そして秋には赤い実がなります。この木の大きな特徴は枝に材質がコルクみたいな羽根、というのでしょうか、そんな感じのひらひらがついていることです。さらに先に書いた秋になると葉が赤くなることも大きな特徴です。私も秋にニシキギの紅葉を見ましたが、カエデみたいにきれいです。そして、枝に羽根みたいなひらひらが生えている特徴は見るとすぐ覚えるのではないでしょうか、そんな特徴ある、個性的な木と思います。

写真は初夏に撮ったものですが、この木も羽根の生えた特長ある姿、黄緑色の花、紅葉といろんな姿を季節ごとに見せてくれます。写真のニシキギはなみ滝藤原園内のさんや荘という建物のそばに生えています。

写真と言ったのでついでに。私はなみ滝藤原園でいろいろ仕事をしていますが、その間にこうして園内の草木などの写真を撮っています。撮るたびに季節ごとの草木の姿や風景を見て楽しんでいます。2014年3月27日にメセナSUN-CLUB学びの森は藤原園で里山カルチャー教室として、風景と植物の写真撮影講座を行いました。参加者の方々が写真家の方に植物の写真の撮り方を教えていただき、藤原園内のいろいろな草花の写真を撮りました。この日は春になったということで、園内の咲いた花や生えたての葉を見て楽しみました。この里山カルチャー教室では草木染め(2013年11月21日に行ったが、ヤシャブシの実で布を染めました)や正月の飾りづくりなど自然を学び、楽しむいろいろな行事を行っています。くわしくはこのサイトのホーム「一般:里山カルチャー教室」をごらんください。

 

 

 

 

 

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