ツクシ

ツクシとスギナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トクサ科の多年草(たねんそう・芽が出て枯れるまでのいわゆる一生が2年以上の植物。一度枯れても根は生きていてまた芽を出す)。野原や畑などいろいろな所に生える有名な春の植物、山菜です。春にまずツクシが生え、ツクシが枯れた時にツクシと同じ地下茎(ちかけい・地下-土の中にある茎のこと。根みたいに見えるが茎である)からスギナが生えてきます。ツクシが胞子(ほうし)を出して、そこからスギナが出てきます。そのスギナは来年の春に生えるツクシの栄養源になり、これが「ツクシ誰の子スギナの子」という言葉の意味です。この写真では2本のツクシの間に緑のスギナがあります。周囲にもスギナがあります。

ツクシの先の部分(ここから胞子が出てくるのだ。胞子とは種にあたるもので、ツクシは胞子で仲間を増やすのである)や茎の途中についているひらひら、というのかな?そういう部分である「はかま」を取り除き、ゆでて水にさらし、おひたしや煮物などにしていただきます。出たばかりのツクシなら先の部分もやわらかいので食べられます。また、スギナは乾燥させてお茶にします。

お茶について触れたのでついでに。2014年5月22日になみ滝藤原園にて、里山カルチャー教室として、山野草茶づくりを行いました。藤原園内に生えている山野草を合わせてお茶を作り、味わってみよう、というものです。お茶にある体によい効果について知りながら、山野草ならではの味を味わおうという行事です。他にもこの里山カルチャー教室では草木染めや山菜採りをしてそれを味わうなど、里山ならではの行事を行っています。自然や植物に興味のある方、行事で何かを体験してみたい方、お待ちしております。くわしくはこのサイトのホームにある「一般:里山カルチャー教室」をごらんください。

 

 

 

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