オオシマザクラ

オオシマザクラ

 

 

 

 

 

 

 

 

オオシマザクラアップ

オオシマザクラ実

 

 

 

 

 

 

 

 

バラ科の落葉樹(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する<といっても春にまた花や葉がつくように栄養や力をためているのである>木のこと)。いわゆるサクラの仲間で、伊豆半島や房総半島で昔、栽培された木です。漢字では大島桜。高さは8~10メートル。葉はぎざぎざのある卵形。3月の終わりごろから4月のはじめごろにかけて、新しい葉が生えるとともに香りのある白い花が写真(花のアップを参照)のように数個かたまって咲きます。その後黒っぽい紫色の実がなります。写真にある実は2014年5月に撮ったもので、まだなりたてで赤い色ですがこれが熟して紫に変わります。

この木は潮風に強いので防風のため植えられたり、葉は塩漬けにして桜餅を包むために使われます。桜餅の方が有名と思います。藤原園にはこのオオシマザクラの他、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヤエザクラ、ウワミズザクラといろいろな種類のサクラの木が立っています。私は春になるとこれらサクラを見比べて楽しんでいますが、オオシマザクラはきれいな白い花、ヤエザクラは濃い桃色で丸々した形の花、ソメイヨシノやヤマザクラは桃色の花、ウワミズザクラは猫じゃらしの形の花がそれぞれ魅力的と思います。そして花の時期が終わった後も緑の葉桜がきれいと思います。みなさんはいかがでしょうか。

 

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