ノダフジ

ノダフジ

 

 

 

 

 

 

 

マメ科の落葉樹(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する<といっても春にまた花や葉がつくように栄養や力をためているのである>木のこと)。山にも生えたり、フジ棚に見られるように庭づくりに植えられることもある、我々の目を楽しませてくれる有名な木です。

フジはツルを伸ばして他の木に巻き付いてのびますが、このノダフジは右巻きに巻き付いて、同じフジの仲間であるヤマフジは左巻きに巻き付きます。(ヤマフジもこの里山の植物図鑑で紹介しています)春から初夏にかけて写真のように紫色のぶどうみたいな紫色の花が咲きます。ヤマフジも同じ時期に紫色の花が咲きますが、ヤマフジは全体的に丸っこい感じですが、ノダフジはヤナギの感じ?に垂れ下がって咲きます。花の後はマメ科の通り、スーパーで見る豆みたいな実ができて、秋に茶色く熟します。

さらに、このフジは葉も特徴ある形をしています。小さな葉がたくさんあるように見えますが、実はこの「小さな葉」が集まったものが1枚の葉です。フジの1枚の葉は葉の組織?というのでしょうか。そんな小さな葉が奇数枚鳥の羽根のように集まって1枚の葉になっています。こういう葉の形を「奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)」といいます。ちなみにネムノキの葉もフジみたいな葉です。ネムノキも里山の植物図鑑で紹介しているので、ご覧ください。フジの花は天ぷらにしたり、ゆでてあえ物や酢の物にして、生えたての葉も天ぷらやいため物にして食べることができます。なみ滝藤原園にはフジがたくさん生えていますが、花言葉は「歓迎」で、その通り咲く様子は来る人を歓迎するようだと私は思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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