リョウブ
リョウブ科の落葉樹(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する<といっても春にまた花や葉がつくように栄養や力をためているのである>木のこと)。高さは8~10メートル。枝先にたくさんつく葉は8~13センチと結構大きいです。(葉のアップの写真参照。横幅は太くも細くもない、まあ人間で言えば中肉中背?この葉は互生(ごせい・たがいちがいに生えること)しています)この写真を撮ったのは2014年の初夏ですが、7~9月に、夏に入ると小さい白い花が多く集まって咲きます。私の感想ですが、この花も楽しみです。花の後は毛の生えた茶色い実がなります。
そして、この木の大きな特徴と私が思うのは、皮の部分です。うすくなってはがれて写真のようにまだら模様です。リョウブといえばこの木の皮、と言ってもいいかもしれません。(この皮の様子、兵隊が着るような服の迷彩模様と思えるのは私だけでしょうか。色は緑ではないが、そんな気がします。なみ滝藤原園にはリョウブの木が多く見られます)
また、生えたての葉は採って水洗いしておひたしや天ぷらなどにして食べることができます。ご飯にゆでて水にさらしてきざんだリョウブをまぜて、「リョウブめし」として食べることもあります。このリョウブめし、昔飢きん(ききん・災害などで農作物が取れなくなり、飢えたりそれで死んだりすることである)の時に食べられていたということです。ただ、リョウブは食べすぎると下痢のおそれがあるので、ほどほどに。