シオデ

明るい林などに生えるユリ科の多年草(たねんそう・芽が出てから枯れるまでのいわゆる一生が2年以上ある植物。一度枯れても根は生きていてまた芽を出す)。

葉を開くと同時につるが伸びて、他の植物にからみ付くツル性です。茎は緑色や黄緑色になりよく枝分かれし、数メートルの長さになります。葉は卵状のだ円形で互生(ごせい・茎にたがい違いに生えること)し、網目状のすじがあります。夏に黄緑色の花が花火の形のように咲きます。ちなみにこの花の花言葉は「あなたを離したくない」。なんかすさまじい言葉ですね。この花言葉に関する話は私は知りませんが、花火みたいな形の花は恋の情熱と解釈できないこともないようですが、みなさんはいかがでしょうか。

同じ仲間にタチシオデがあるが、これはシオデが新芽(生えたばかりの芽)が丸まって生えるのに対し、新芽がまっすぐに立つ特徴があります。また、シオデは「山のアスパラガス」と呼ばれるおいしい山菜と評判で、新芽のやわらかい部分で折り取り、ゆでてマヨネーズあえやおひたしにします。 (食べてみたい) ちなみにシオデは牛の尾の形にそっくりなことから漢字では「牛尾出」と書きます。

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