自然体験学習会:五感で楽しむ里山の12ヶ月(2015.8.16)
夏休みも残すとこ2週間。宿題で四苦八苦している頃と思い、宿題対策の工作と自由研究をする予定でした。 ところが朝受付で殆どの子どもが「もう宿題は終わった」と言う(優秀すぎてどうしよう)。予定を変更するのも難しいので、工作か自由研究で自分の好きなことをやってもらうことにしました。
まず何をするか各自考えてもらいました。最初は「パチンコが作りたい」と張り切る3~4年生と葉っぱの付き方の自由研究をするチーム以外、やる気ムードゼロ。このままずっと時間が過ぎて行くのだろうかと不安がよぎりました。 しばらくすると高学年の子どもも作りたいものが決まり、竹で竹トンボや船、スタッフが物置から引っ張り出して来た板で棚やボックスを作り始めました。 自分のやりたいことをするのは上手く行こうが行くまいが楽しいようで、お昼休憩中も作品づくりに没頭。 おかげで大きな声を出す必要もなく平穏に時が流れました。
植物の付き方には互生、対生、輪生があります。活動場所周辺にある植物の葉の付き方を調べました。 植物の世界は奥が深く、対生には十字対生なるものもあります。 また葉っぱも、単葉、三出複葉、掌状複葉、羽状複葉があり、羽状複葉には奇数と偶数、2回羽状などもあります。植物一つ一つをじっくり観察すると、わけわかんなくなることも。慣れるとすぐ見分けられるようになります。
広めの板がなかったので2枚の板をもう一枚の板でつないでボックスを作りました。 釘箱の中からちょうつがいを見つけ、開閉式の蓋もつけました。
作った本人は「猫を捨てるポスト見たい」と言ってましたが、なかなかの力作でした。
達成感いっぱいの自慢の棚。後日、本や小物を置いた写真を送ってもらいました。部屋にマッチした素敵な本棚になっていました。