ベニドウダン
ツツジ科の落葉樹(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する<といっても春にまた花や葉がつくように栄養や力をためているのである>木のこと)。葉は枝先に円を描くようにつき、長さ2~4センチの卵形でふちに少しぎざぎざがあります。
初夏、葉が開いた後、枝先に赤い花が5~10個吊り下がって咲きます。この木は漢字で紅灯台と書き、吊り下がる花は灯台のようです。この植物は庭木に使われ、本州の紀伊半島や山陽地方、四国、九州に分布します。これはドウダンツツジの仲間で、他にも緑っぽい白い花が咲くシロドウダンなどがあります。これもスズランやフジみたいで、私は好きです。
そして、ツツジ科の木にはコバノミツバツツジ(街中でよく見るツツジ)のように花が正面を向くように咲いたり、このベニドウダンのように下に垂れ下がって咲く花もあるようです。ともに美しいことに変わりはないが、どっちが好きかは一人ひとりの好みによると思います。