自然体験活動指導者養成研修:1日目(2015.11.29)

P1000623今回も子どもの自然体験活動を手伝ってくれている学生とスタッフの研修になるのかと思っていたところ、備北丘陵公園で自然体験活動のボランティアをしておられる方が参加して下さいました。

まず40年以上にわたって自然体験活動の指導をしている当法人の西村副理事長の長年の経験に基づく、自然体験活動の進め方についての話を聞きました。 西村副理事長は薪で火を焚かない派、一方参加者の一人は薪で火を焚く派。火を焚くかどうかで、研修ではめったにない議論もありました。いろいろな考え方の人が研修に参加し意見を言って下さると視野が広がっていいものです。学生も良い勉強になったのではないでしょうか。

火を焚くか焚かないについては、何を目的として自然体験活動をするかによると思います。目的を達成するために薪を燃やす必要があるかどうかです。ただ、火を焚くことが目的になるのはいかがなのもかなと思います。

 

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自然観察では、五感を使って観察することを学びました。葉っぱの形や付き方を観察したり、幹の色から木の名前を推測したり、植物の名前から何故そういう名前がついたかを考えたり。 いい匂い、いやな臭いのする植物を嗅いだり、葉っぱを味わったり。 植物の名前を知っているにこしたことはないのですが、覚えるとなると結構大変です。でも、五感を使った自然観察であれすば、知っている植物が少なくても大丈夫。アイディア次第で、自然観察の幅を広げることができます。次の研修(2月7日)では、参加者に一人5分程度のミニ観察会をやってもらいます。

 

 

 

 

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野外料理では段取りの大切さについて学び、水餃子、スカイポテトの炊き込みごはん、味噌汁を作りました。スタッフは食べることに夢中になってしまうため写真を撮ることを忘れてしまいます。気づいた時にはいつもベストショットを逃してしまいます。

 

 

 

 

 

 

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用途に応じたノコ(工作、伐採、竹伐り等)、ナタ(両刃、片刃)の選び方と切り出しナイフの研ぎ方を学びました。

 

 

 

 

 

 

 

P1000643ノコとナタを使ってシラカシの木を伐りながらノコとナタの使い方を学びました。ノコが折れたり、ナタの先が欠けたりしましたが、切っているうちに皆さん上手に使えるようになりました。 足元の悪い斜面での作業、滑って転んだり、斜面を登るのも一苦労で危険を伴う作業でした。野外活動は何かと危険を伴います。こういう危険な事を経験すると、参加者の安全に対する意識も高まるのではないかと思います。

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