里山子料理(2016.1.17)

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伝統食や郷土料理を子どもたちに伝えていくのも、野外料理の目的の一つです。 1月7日には七草がゆを食べるので、自然体験学習会でも1月は「並滝がゆ」を作っています。手に入った野菜を使うので二草や三草入りのことが多いですが、今年は豪華に5草(ナズナ、スズシロ、ホトケノザ、水菜、小松菜)入りです。 菜っ葉をさっと塩ゆでし水にさらし、細かく刻んで味つけしたものをお粥の上に載せていただきます。 お粥は7分がゆ。 お米から炊きます。 ご飯でお粥を作るより美味しいような気がします。

 

 

 

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米粉(うるち米)と餅粉を混ぜて捏ねたものを、一口大に丸めてゆでて団子を作りました。団子もお汁と一緒に煮ることも考えたのですが、そうすると均等に分けるのが難しくなるので別々に作りました。

 

 

 

 

 

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スタッフが同僚に「団子汁には何肉がいい?」と聞いたところ「牛肉」。 牛肉と団子の取り合わせがピンと来なかったのですが、同僚の家のお雑煮は牛肉入り。牛肉から良いだしが出るのだそうです。子どもたちも牛肉を使うと喜ぶのでそうするつもりでした。 インターネットで団子汁の作り方を調べていたところ、広島の郷土料理の団子汁は白みそ仕立てになっていました。スタッフは白みそを使った団子汁を食べたことがなかったので白みそを使うことに、肉は鶏肉にしました。鶏のミンチにカタクリ粉、塩、醤油を加え団子にして汁に入れました。 人参、ゴボウ、カブ、ダイコン、ハクサイ、コンニャク、白ネギをたっぷり入れたので、市販のだしを使わなくても野菜の旨味が出て美味しい団子汁になりました。ちなみに材料を切ったのは3年生。白ネギとハクサイ以外は、3ミリ幅の半月、いちょう、短冊、斜め切りにしました。初めて活動を手伝ってくれた大学生は、子どもたちがとても上手に切るので感心していました。

 

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野外料理には極力旬の食材や季節の行事食に使う材料を取り入れるようにしています。お餅と言えば「きなこ」なので、おやつは「きなこボールクッキー」を作りました。 小麦粉、マーガリン、砂糖にきなことアーモンドプードルを半々の割合で加えました。焼きあがったクッキーの半分には粉砂糖をまぶしてみました。 殆どの子どもが粉砂糖をまぶした方が美味しいと言っていました。 お迎えに来られた保護者の方にもおすそ分け。こちらは粉砂糖をまぶしていない方を選ぶ人が多かったです。

 

 

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