キツネアザミ

道ばたや田畑などに生えるキク科の越年草(えつねんそう・秋に芽を出して、その翌年花が咲き、夏までに枯れる植物のこと)。

茎は上にまっすぐ生え、高さは60~80センチ。茎の上の部分は枝分かれし、、4~6月に直径約2.5センチの赤紫色の花をつけます。この草は漢字では「狐薊」と書きます。これはアザミに似ているがそうではないため、キツネにだまされたようだという意味でこの名がつきました。昔、中国から渡ってきたといわれているいわゆる帰化(きか)植物です。生えたての葉は食用になります。

この場で別に紹介しているノアザミも同じキク科の花です。こちらはこのキツネアザミより花が大きく、葉もとげとげしいが、これはこれできれいな花と思います。このキツネアザミも小さくて愛らしいと思うが、どうお思いでしょうか。ちなみにこの花の花言葉は「うそはきらい」。だけどアザミでないのにキツネアザミなんて名前がついているのは何なんだ、なんてつっこんだりして。

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