ノアザミ
山野にはえる多年草(たねんそう・芽が出て枯れるまでの期間が2年以上の植物)。
茎は高さ50~100センチになり、5~8月、枝先に直径約4~5センチの紅紫色の花をつけます。地をはうように生える葉は卵形をしただ円形をしていて、ふちにはとげが多いです。
若葉(生えて時間がたってない葉)はあえ物などにして食べられます。これは漢字で書くと「野薊」で、野に生えるアザミの意味です。個人的な感想だが、アザミの葉の天ぷらはおいしい。
ちなみに並滝では万葉の植物講座として、万葉集(まんようしゅう)を通して植物を学び楽しむ行事を行っていますが、これにならいつたないながら歌をひとつ。
花も葉も とげとげし身の アザミの葉 食べる俺って ワイルドなりか
そしてこの花の花言葉は「私を捨てたら復しゅうする」です。とげとげしい見た目にふさわしいといえるでしょう。それにしても、復しゅうとはおだやかではないが、それも恋愛のひとつの出来事なんでしょうか。