ニワフジ
マメ科の落葉樹。(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する<といっても春にまた花や葉がつくように栄養や力をためているのである>木のこと) 山地の谷川のふちに生え、庭にも植えられます。
茎は細長くてかたく、高さは30~60センチ。小さな葉が1枚の茎に多くついているように見えますが、これは小葉(しょうよう)という葉を形成する部分が集まって1枚の葉になっています(こういう葉のでき方を複葉<ふくよう>という。一方、1枚だけで1枚の葉を形成しているのを単葉<たんよう>という)。小さい葉の裏は白っぽく、毛があります。5~6月、赤色や白色で、長さ約1.5センチの蝶のような形の花が咲きます。
ニワフジは庭に植えられることから、漢字では「庭藤」と書きます。また名を岩間(岩の間)にはえるフジということでイワフジといいます。
個人的な感想ですが、私は小学校時代、学校にあったふじ棚を見てから、藤の花はきれいと思い、好きになりました。フジにもいろいろな種類がありますが、ニワフジを含め、少しずつ違いがあって、それぞれ個性やきれいさがあって好きです。ふじ棚のフジもよいが、こうして地に咲くフジも好きです。ただ、ふじ棚のフジを見るときは経験がある人もいると思いますが、棚の下に飛んでいるハチやアブ(?)に気をつける必要があります・・・