自然体験学習会:五感で楽しむ里山の12ヶ月(2020.1.19)

この冬は暖かすぎ。並滝でも一度も雪が積もっていません。こうも降らないと何か物足りない感じです。大きな災害が起こらなければいいですが。

毎年1月の活動の前には、雪が積もりはしないかと一週間前から天気予報とにらめっこ。今年はその必要もなくて助かりました。

今月は11月に50センチの長さに切り、12月に一輪車で運んだコナラの丸太を薪割機で割って窯に詰めました。

 

 

 

全員が一度に薪割りができないので、3班に分かれ、薪割り、枝切り、土こねを順番にやりました。

 

 

 

 

 

 

昔は薪割りと言えは斧でやっていました、最近は割れた瞬間の爽快感がたまらないと、斧で薪割りをする人も増えているようです。

子どもたちは、斧での薪割りを見たことがないようなので、指導スタッフが実演。斧を振り下ろす時の迫力に驚いたようです。大きくなったらチェレンジしてね。

 

 

 

 

切った枝は、炭焼窯の上部に空間ができるので、それを埋めるために使います。炭焼き窯の蓋をしただけでは、窯の中に空気が入ります。空気が入ると、薪が燃えて灰になってしまいます。それを防ぐためめに、蓋の上をこねた土で覆います。

炭焼きの準備ができたら、約15時間ぐらい窯を焚いて炭にします。こうやって作った炭はバーベキューに最適です。

ここ数年、大雨や台風で深刻な被害が出ています。温暖化が影響しているとも言われています。また、スウェーデンのグレタさん達若者の活動で環境保護への関心も高まっています。

昔は、薪、炭、豆炭などを燃やして料理をしたり暖を取っていました。そうすることにが山の手入れや環境保護にもなっていました。炭を作るにしても、木を倒す、丸太切り、窯詰め、炭焼きと大変な時間と労力がかかることが、11月からの一連の作業で分かったのではないかと思います。そして、環境保護と口で言うのは簡単だけど、実行するのは大変だということも。

建物の取り壊しで出たレンガを使ってバーベキュー窯づくり。子どもたちも指導する学生も、レンガ積は初めてすることなのでモチベーションが上がり楽しそうでした。

まずモルタルの作り方を見せてもらいました。セメント、砂、水を混ぜて作ります。モルタルができたら、レンガにモルタルを塗りその上にレンガを置き、水平になるよう高さを調節します。高さがそろったらレンガとレンガの間にモルタルを詰めます。来月完成させて3月にバーベキューの予定です。

ちなみに、モルタルを塗る前にレンガを水につけておきます。乾いたレンガでは、モルタルがくっつきません。ピザ窯を作った時は、このことを知らず乾いたままモルタルを塗ってしまいました。塗ったモルタルがボタボタ落ちて大変でした。

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