コバノガマズミ
スイカズラ科の落葉樹(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する<といっても春にまた花や葉がつくように栄養や力をためているのである>木のこと)。山野に生え、高さ2~4メートルになります。枝は黒っぽい灰色。 髄(ずい・枝の中にある芯みたいなもの)は白または薄い褐色。葉は対生(たいせい・2枚の葉が対になって生えること)し、長さ9~10センチで卵形の長いだ円形。先端は鋭くとがり、ふちに粗いぎざぎざがあります。
4~5月、枝の先に白い花が多数咲きます。果実は長さ6~7ミリのやや平たい卵のような丸い形で、9~10月に赤く熟します。春に白い花、秋に赤い実。このコントラストが面白いと私は思います。まあ、植物はいろいろ花と実の色が違っていますが、これを楽しむのも植物の楽しみ方ではないでしょうか。