自然体験学習会:五感で楽しむ里山の12ヶ月(2021.2.21)

12月と1月は、広島県内でコロナウイルス感染者が増加したためお休みにしたので、2ヶ月ぶりの活動となりました。晴れて暖かくなり気持ちよく活動でき、半袖になる子もいました。

毎年2月には鳥の巣箱を作って掛け替えます。しかし巣箱作りは密になってしまうので中止。巣箱を掛け替えるとすぐ活動場所でシジュウカラのさえずりが聞こえるようになるのですが、今年はそれがなくて寂しいです。

 

 

巣箱づくりの代わりに、11月に丸太切りしたコナラの木を一輪車に載せて活動場所に運んで薪割をしました。

運ぶ時に使ったロープの片づけ方(手と肘を使ってロープを巻きます)を教えてもらいました。

 

 

 

 

 

上手に巻けたよ

 

 

 

 

 

 

 

丸太運びが終わったところで、おやつ休憩。焼き芋で小腹を満たしました。

さつま芋は活動場所で育てたものです。さつま芋は寒さにとても弱い。気温が10度以下の日が続くと腐ってしまいます。いつもは12月の活動で残っているさつま芋を全て焼き芋にします。昨年は12月に活動ができなかったので、試しにスタッフが焼き芋にして冷凍しました。それを自然解凍し、ピザ窯で10分ぐらい温めました。美味しさは、いつもの焼き芋と変わらなかったです。

 

 

自分で木を選んで割りました。節のある木を選んだ子は割るのに苦労しました。

薪割のコツは、洋式トイレに座る要領でお尻を一気に下げる。腕の力で斧を振り下ろしても、細い木であれば割れるかもしれませんが、直径20センチぐらいの木はびくともしません。コツをつかむと、割った瞬間パカンと音がして気分がスカッとします。1本割ったら止めると思っていたのですが、上手に割れて気持ち良かったのか、殆どの子が2~3本割りました。

 

 

 

 

 

 

例年、12月から3~4か月かけて何かを作ります。昨年はバーべキュー窯を作りました。この冬は、子ども神社(里山万葉乃宮)を作ることにしました。実際に子どもたちが関われることは少ないのですが、日本の伝統工法の「木組み」を知る良い機会だと思いました。しかし、新型コロナウイルス感染予防で12月と1月の活動ができなかったため、指導スタッフが制作を進めました。そんなわけで、子どもたちには弁柄を塗ってもらうことにしました。

作業に取り掛かる前に、西村先生が里山万葉乃宮の神様が子どもたちを見守ってくれるようお願いしました。弁柄を塗る前に、檜の表面が滑らかになるよう、紙やすりで磨きました。

弁柄は古代から使われてきた顔料の一つだそうです。鳥居を弁柄で塗ることにしたのは、ペンキは年数が経つと色が落ちますが、弁柄は色落や変色しないのだそうです。

 

 

 

 

 

檜の表面が滑らかになったところで、弁柄を塗りました。1回塗るだけでは色が薄いので、数回重ね塗りをしました。品のある赤色の鳥居ができそうです。

 

 

 

 

 

お昼ごはんは、ピザパン、チーズパン、野菜スープ。

ピザパンに使ったピザソースは、活動場所で育てた玉ネギを使って作りました。

 

 

 

 

 

野菜スープは、玉ねぎ、人参、キャベツ、ソーセージ、ベーコン入り。

 

 

 

 

 

 

おやつは、チョコレートケーキ

 

 

 

 

 

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