セイヨウタンポポ

道端や空き地、荒地などにも生える、キク科のヨーロッパ原産の多年草(たねんそう・芽が出て花が咲き、枯れるまでの期間が2年以上ある植物)。

最もよく見られるタンポポで、花茎は高さ10~30センチで、先に直径3.5~5センチの黄色の花をつけます。花が咲くのは3~10月です。葉は羽状に深く切れ込みがあるだ円形で、一般に綿毛と呼ばれる部分がいわゆる「果実(かじつ)」です(簡単に言えば実である)。

ちなみにこのセイヨウタンポポは明治時代初期に野菜としてヨーロッパから輸入されたものが野生化し、もとから見られた日本タンポポの種類「ニホンタンポポ」は減り、今はほとんど見かけるのはセイヨウタンポポです。漢字では「西洋蒲公英」と書きます。また、関東にはカントウタンポポ、関西にはカンサイタンポポ、北日本にはエゾタンポポが生えています。同じタンポポでも地方によって名前も形もちがっています。ニホンタンポポは花の下にある緑色の部分が閉じているのに対し、セイヨウタンポポは外側にめくれたようになっている違いがあります。

セイヨウタンポポの花言葉は教養(きょうよう)。この花から理科とか、社会とか、いろいろなことを学べそうな気がします。もっともほかの植物も学ぶものは多いと思います。

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