アジサイ

アジサイ科の落葉樹(らくようじゅ・毎年葉が枯れて、一定期間休眠する<といっても春にまた花や葉がつくように栄養や力をためている>木のこと)。暖地に生えるガクアジサイが改良された日本原産の園芸植物。こう見えてもこれも木の仲間です。漢字では紫陽花。

欧米でも好まれ品種改良が盛んで、ハイドランジアの名で知られています。6~7月に紫色の花が咲き、育つ土の質などによって花の色が変わるので、「七変化」とも呼ばれています。これが私たちがよく見るいわゆる「アジサイ」ではないかと思います。アジサイは土の状態によって花の色が変わります。土が酸性の時は青くなり、アルカリ性の時は赤くなります。(土にまかれた肥料によって変わることもある。肥料にも酸性やアルカリ性、この中間の性質である中性というのがあるのだ)リトマス試験紙みたいですね。ちなみに広島県府中市の市の花はアジサイです。また、ごぞんじの方がいると思いますが、このアジサイの葉が料理のかざりに使われることがありますが、アジサイの葉には毒があるので、食べないようご注意ください。

このアジサイについては、万葉集(まんようしゅう)という奈良時代の歌集に「あじさいの 八重咲くごとく 八つ代<やつよ>にを いせ我が背子 見つつ偲ばむ<しのばむ>」現代訳:アジサイが八重に咲くようにうんと長生きしてくださいね。あなた。私はアジサイの花を見てはあなたのことをずっと思っていましょう、という橘諸兄<たちばなのもろえ>という政治家の作った歌があります。(切なさを感じる純愛というところか…)

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