食物アレルギー―親子交流会
食物アレルギー親子交流会(2020.3.20)
掲載日:2020年03月27日(金)
新型コロナウイルスのこともあるので、今年は少人数で実施しましょうとアレルギー専門医の杉原先生とお話ししていましたが、昨年と同じく4組の参加でした。保護者の方が杉原先生や小児アレルギーエデュケーターの細羽先生とじっくりお話しされるには、ちょうどいい人数だったようです。
保護者の方が食物アレルギーの勉強やお悩み相談をしておられる間、子どもたち(年少~年長児)は、なみ滝藤原園を歩きながら自然に触れ、松ぼっくりやヤシャブシの実を取りました。ビニール袋には松ぼっくりがぎゅうぎゅうに詰まっている子も。持って帰ってどうしたのかな~。
午後からは、皿まわしをしたり竹トンボを飛ばして遊びました。子どもの体験活動を指導するくじら先生と「幼稚園児には竹トンボ飛ばしは難しいかもしれんね」と話しをしていました。が、なんと数回やると飛ばせるようになってしまいました。「上手に飛ばしたい」「飛ばんかったらどうしよう」なんて考えず、ひたすら無邪気に飛ばし続けること30分、小学生より上手に飛ばせるようになってしまいました。こうなると面白くてしょうがない。指導スタッフは、木にかかったり屋根に上がった竹トンボを落としたり、植木の中に落ちて行方不明になったのを探すにに大忙しでした。
おやつの桜餅づくり。子どもたちも自分の桜餅は自分で作りました。桜色に色付けしたご飯を平らにし中にあんこを入れてまるめ、外側に塩漬けしたオオシマザクラの葉をつけて、はいできあがり。
山賊むすびは、用意された具の中から自分で食べられるものを選んで作りました。子どもたちはお昼に大きな山賊むすびと桜餅の両方を食べました。毎年この食欲には驚きです。自分で作ったものは美味しいよね。
スキンケアの実演。石鹸をメレンゲ状に泡立て、その泡で全身を洗うだけで綺麗になるのだそうです。泡は洗面器一杯分が全身分。体をタオルでごしごしこすらなくても綺麗になるらしいです。
クリームは塗った後、ティッシュを載せても落ちない感じになるくらいの量を塗った方がいいのだとか。食物アレルギーには肌のケアも欠かせないのだとか。
そういえば、杉原先生が口から入れるより、肌から成分がじわじわ体内に浸透して発症するアレルギーの方がひどくなると言われてました。
食物アレルギーのある子どもの保護者はかなりの不安を抱えておられるようです。食物アレルギー親子交流会に参加し、大変なのは自分だけではないことを知るだけで気持ちが少し楽になり、また頑張ろうと思えるそうです。一人で悩まずこのような機会があれば参加してみてください。